2014年12月29日

日々のできごと

寒くなって、温かいお茶がおいしい季節になってきました。
温かい急須をみんなで囲み話しが弾む中、ある女性の方から、「急須のお茶は、お湯を入れて、湯飲みに注いだ最後の一滴が一番おいしいのよ。」と、教えていただきました。
茶葉がひらいて、お湯と茶葉が丁度よくなる、その最後の一滴がおいしいのだそうです。
「若い時は急いでいて、さっと飲んでしまうことがあると思うけど、年寄りはお茶をゆっくり飲むでしょう。お茶の味は、若い時とまた、年をとってからとは違うのよ。この急須のお茶の葉のように、ゆっくりひらいて、最期の一滴をゆっくりと味わうから、このお茶はおいしいのよ。」お茶を一緒に飲む相手がいるとまた、いっそうおいしいのかもしれません。
教えてくださった方は認知症と診断され一人で過される家では、お茶を飲むことが少なくなってしまい、夏には脱水症状になり入院されていました。
お茶一杯をおいしく味わう喜びは、相手がいて、話す言葉にまた、お茶がおいしく感じる今があるから、お茶を注いで飲むことを楽しめるのだと思います。
職員が注いでしまうお茶の味とは違うおいしさを、私たちは教えていただきました!!

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