2015年07月14日
7月14日の記事
今日は日が暮れてくる少しの時間を使って、周りの草刈り。
逅里苑の上には南北に通る道があるのですが、ここは通称”山の手線”と呼ばれ、
地元の方の朝夕の散歩コースになっています。

覆い茂るツタを刈って刈って。
そうしている中でも、犬の散歩や、健康のために歩いている地元の方々がやってきます。
4~5組だったでしょうか。1時間ちょっとの時間でも、結構な方と挨拶することができるのです。
「つかぬことをお聞きするんやけど、〇〇さんとか、〇〇さんっていらっしゃるんかな?」
ふとそんな言葉を耳にしました。
でも今の利用者の方には聞き覚えがありません・・・
はっ、と思い、よく考えたら職員の名前でした。
「いや、うちの母がおった時にな、沢山世話になったんや。元気にしとるんやろうか。」
よく知っている名前だったので、元気にしています、と。
「そうですか。いや、変なことを聞きました、ありがとう。」
その方は納得された表情で、ライフワークに戻っていかれました。
誰かの心に残るのは、関わってきた一人一人の職員なんだな、と改めて感じます。
草刈りを続けていたら何やら職員でない方が上がってきているのを見かけます。
よく見ると、ユニットの利用者の方のご家族さん
「道具をたまたま持ってたんや、みんながしよったら、助けるんが普通やけんな
」
と、農具を駆使する腕はさすがです
ちょっとした瞬間の、沢山の出会いにありがとう!
逅里苑の上には南北に通る道があるのですが、ここは通称”山の手線”と呼ばれ、
地元の方の朝夕の散歩コースになっています。

覆い茂るツタを刈って刈って。

そうしている中でも、犬の散歩や、健康のために歩いている地元の方々がやってきます。
4~5組だったでしょうか。1時間ちょっとの時間でも、結構な方と挨拶することができるのです。
「つかぬことをお聞きするんやけど、〇〇さんとか、〇〇さんっていらっしゃるんかな?」
ふとそんな言葉を耳にしました。
でも今の利用者の方には聞き覚えがありません・・・
はっ、と思い、よく考えたら職員の名前でした。
「いや、うちの母がおった時にな、沢山世話になったんや。元気にしとるんやろうか。」
よく知っている名前だったので、元気にしています、と。
「そうですか。いや、変なことを聞きました、ありがとう。」
その方は納得された表情で、ライフワークに戻っていかれました。
誰かの心に残るのは、関わってきた一人一人の職員なんだな、と改めて感じます。

草刈りを続けていたら何やら職員でない方が上がってきているのを見かけます。
よく見ると、ユニットの利用者の方のご家族さん

「道具をたまたま持ってたんや、みんながしよったら、助けるんが普通やけんな

と、農具を駆使する腕はさすがです

ちょっとした瞬間の、沢山の出会いにありがとう!
Posted by 守里会 at
18:50
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2015年07月13日
逅里苑Life 今日のホットケーキ
手がだんだんだるくなりますが、ただ無心に、かき混ぜる

フライ返しで宙を舞う小麦粉

蜂蜜をかけて、いざ

いよっ、待ってました

食べる専門の方もいつでもスタンバイしています。
やっぱり、食べてくれる人がいると、作る手にも力が入りますね

一連の流れで、役割を担っている人がそれぞれ違っているのが面白いな、なんて思いました。
ありふれたおやつ作りですが、一人で作るより二人、二人より三人。
より多くの方と協力し、より沢山の方に食べてもらいたい。
活動意欲を引き出すのは、そんな気持ちなのかなと感じます。
2015年07月10日
逅里苑Life 今日よりも明日
寝る前に洗面所で歯磨き。
歯磨き本当に大事で、誤嚥性肺炎や歯周病予防に効果を発揮します。
口の中を清潔に、元気にしていないとやっぱり食事も食べにくくなりますよね。
ただ、人によって口の中の状態も違うので、専門的な口腔ケアの知識や技術の習得は課題です。
「持ちあげるよー!」
たたみの部屋なので移乗は簡単ではありませんが、しっかり身体を寄せてから、
重心を低くして自分を支点としながら、てこの原理を使いゆっくりと布団に横になってもらいます。
ベッドに移乗するより難しいですが、しっかり身体全体を使えば、案外、力は必要ありません。
手や腕だけで介助しようとすると、腱鞘炎や腰を痛める原因になります。
毎日の生活を支える中で、職員もどうすれば安全にうまく介助できるんだろう、と、
悩み考えていますが、介護って決して簡単ではないとつくづく思います。
同じ瞬間の繰り返しに見えても、その都度見つめ直さなければならないことは沢山あります。
今日よりも明日、明日よりも明後日、一歩一歩成長していかなければ。

2015年07月07日
逅里苑Life 夜分遅くに・・・
今日は七夕でしたが、あいにくの天気でしたね
夜。ふらりとユニットショートのフロアへ。

ちょっと暗めになっている所にお二人の影が。
時はもう22時。さすがに眠たくなってくる時間です。
「ばあちゃん、まだ寝んようるけん」
ちゃんとパジャマも置いていて、いつ着替えようかな、なんて考えながら、
ゆっくりと一緒の時を過ごされています。
あんたは帰るんな?
いいや、泊まりやけんおるで。
そんなやりとりをしつつ、ぼちぼち寝よでーと声をかけながら再び事務所へ。
その後、事務所で作業していたら、しばらくしてユニットのドアが開いて、
「先に寝るけんな」
わざわざ伝えにきてくださいました
おやすみ~!
なんだかふわっとした瞬間に、少し心が休まったような気がします
しかしこれまた朝も早いのがすごい所です。
私はなかなか起きるのが苦手です
それではまた、明日。 よい夢を

夜。ふらりとユニットショートのフロアへ。

ちょっと暗めになっている所にお二人の影が。
時はもう22時。さすがに眠たくなってくる時間です。
「ばあちゃん、まだ寝んようるけん」
ちゃんとパジャマも置いていて、いつ着替えようかな、なんて考えながら、
ゆっくりと一緒の時を過ごされています。
あんたは帰るんな?
いいや、泊まりやけんおるで。
そんなやりとりをしつつ、ぼちぼち寝よでーと声をかけながら再び事務所へ。
その後、事務所で作業していたら、しばらくしてユニットのドアが開いて、
「先に寝るけんな」
わざわざ伝えにきてくださいました

おやすみ~!
なんだかふわっとした瞬間に、少し心が休まったような気がします
しかしこれまた朝も早いのがすごい所です。
私はなかなか起きるのが苦手です

それではまた、明日。 よい夢を

2015年07月03日
逅里苑Life 食欲
食欲、私達に課せられているひとつのテーマです。
みなさんは、どんな時に沢山食べたいと思ったり、食べたくないなと思ったりしますか?
沢山運動した時、生活が充実している時は、食べる力も沸いてきますし、
辛いことがあった時や、楽しくない時は、気分が落ち込んで食べにくくなります。
ストレスがたまっても・・・食べたくなりますが
高齢になって活動量が減り、自分で動くことが難しくなってくることもあります。
3度の食事を出されるだけ食べることって、決して簡単なことではないのかもしれません。
どうすれば食べてもらえるだろう、どうすれば元気になるんだろう。
そんなことを考えながら、今日は自然の風と、日光を浴びてみようと外へ出てみます。

あいにくの曇り空、昼はしっかり照っていたのに
しかし、暑くもなく、寒くも無く、散歩するには良い気候です。
車いすを押しながらだと、話が届きにくかったですが、
高い場所で足を止めて、景色を眺めながら、家族の話を少しだけ聞くことができました。
・・・島に帰りたいなぁ。
瀬戸内海を眺めながら、そう呟かれました。
ここから見る海は、その目にどう映ったのでしょう。
その日の夕食、食事量は3割くらい。
いつもと大きくは変わりがなかったかもしれません。
けれど、今日外に出かけたことは、心に残していてくれたようでした。
このひとときが、一時のもので終わらないよう、明日、明後日に繋げていきたい。
そう強く感じた、夏の午後でした。
みなさんは、どんな時に沢山食べたいと思ったり、食べたくないなと思ったりしますか?
沢山運動した時、生活が充実している時は、食べる力も沸いてきますし、
辛いことがあった時や、楽しくない時は、気分が落ち込んで食べにくくなります。
ストレスがたまっても・・・食べたくなりますが

高齢になって活動量が減り、自分で動くことが難しくなってくることもあります。
3度の食事を出されるだけ食べることって、決して簡単なことではないのかもしれません。
どうすれば食べてもらえるだろう、どうすれば元気になるんだろう。
そんなことを考えながら、今日は自然の風と、日光を浴びてみようと外へ出てみます。

あいにくの曇り空、昼はしっかり照っていたのに

しかし、暑くもなく、寒くも無く、散歩するには良い気候です。
車いすを押しながらだと、話が届きにくかったですが、
高い場所で足を止めて、景色を眺めながら、家族の話を少しだけ聞くことができました。
・・・島に帰りたいなぁ。
瀬戸内海を眺めながら、そう呟かれました。
ここから見る海は、その目にどう映ったのでしょう。
その日の夕食、食事量は3割くらい。
いつもと大きくは変わりがなかったかもしれません。
けれど、今日外に出かけたことは、心に残していてくれたようでした。
このひとときが、一時のもので終わらないよう、明日、明後日に繋げていきたい。
そう強く感じた、夏の午後でした。
2015年07月02日
逅里苑Life 家事

今日もせっせと家事仕事に余念がありません!

洗いものに精が出ていますね!と尋ねると、
多いわぁ~。。。と笑いながら手の動きは止めません。
その表情には確かな自信が。もうユニットショートでのお母さんみたいな方です

逅里苑、今日のお花。

事務さんが毎日綺麗に活け直してくれています。
同じ花でも、その配置や形を変えて、違う風景を作り出すその姿はまさに職人の域。
いつも、ありがとうございます

2015年07月01日
逅里苑Life ふたり
何やら話がはずんでいる様子、外には何が見えているのでしょう??
このお二人はよく一緒に居られるのを見かけますが、
雰囲気が合うのか、お互いが自然に近くに寄り添って、自然に話が始まるようです。
見かけては、仲が良いなぁと、こちらも嬉しく感じています。
そんな二人でも、いつもいつもはうまくいかないのが人間ってもので。
「もうこの人とは一緒におれんわ!

夜になると、そんな声が聞こえることが今でも時々あります。
その人が心配だから、自分も不安だから、気にかけて気にかけて、傍に寄っていこうとしても、
それが相手にとっては、重たい時もあるんですよね。
寂しい、不安な時は一緒に居て欲しい。
でも、干渉されすぎると鬱陶しい。
一人になりたい時もある。
でも、気にかけてもらえないとなんだか寂しい。
私達みんな、そんな想いの中で、生きているような気がします。
良かったり悪かったり、その人その人の感情の動きが、日々重なり合いながら、
今日も二人は一緒なのです。
