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Posted by あしたさぬき.JP at

2015年07月10日

逅里苑Life  今日よりも明日



寝る前に洗面所で歯磨き。
歯磨き本当に大事で、誤嚥性肺炎や歯周病予防に効果を発揮します。
口の中を清潔に、元気にしていないとやっぱり食事も食べにくくなりますよね。
ただ、人によって口の中の状態も違うので、専門的な口腔ケアの知識や技術の習得は課題です。




「持ちあげるよー!」


たたみの部屋なので移乗は簡単ではありませんが、しっかり身体を寄せてから、
重心を低くして自分を支点としながら、てこの原理を使いゆっくりと布団に横になってもらいます。
ベッドに移乗するより難しいですが、しっかり身体全体を使えば、案外、力は必要ありません。
手や腕だけで介助しようとすると、腱鞘炎や腰を痛める原因になります。


毎日の生活を支える中で、職員もどうすれば安全にうまく介助できるんだろう、と、
悩み考えていますが、介護って決して簡単ではないとつくづく思います。
同じ瞬間の繰り返しに見えても、その都度見つめ直さなければならないことは沢山あります。
今日よりも明日、明日よりも明後日、一歩一歩成長していかなければ。ニコニコ  
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Posted by 守里会 at 23:07Comments(0)つぶやき

2015年06月25日

逅里苑Life  コミュニケーション

食堂で、ある利用者の方と目が合った。
その方は少し小柄で、車いすに少し浅く腰かけもたれかかるように座り、
自分で車椅子を手と足でゆっくりと動かしながら、フロアを行き来していた。


私は膝を折り、相手の目線より少し低い高さにしゃがみこんだのだが、
その度に、”介護”が染みついているなぁ・・・、と感じる。
私がもし椅子や車いすで座っている時、しゃがんで下から話されるとどう思うだろう。
あまり印象は良くない気がする。
多分、「この若僧が!年寄り扱いするな!」とか言いたくなる。

ふとそんなことに勝手な疑問を抱きながら、
「こんにちは」
と、目を見て声をかけた。


その方からの返答はなかった。
聞こえなかったのかな?、と思いながら返事がなかったことを焦りつつ再び言葉をかける。

「こんにちは、お加減いかがですか?」


お加減とか何の加減なのか良く分からない。
話す言葉に焦った時、よくそんな言葉が飛び出てくることがある。
自然体でいいのに、初めて話しかける時には教科書のようなセリフを選んでいる自分が居て、
ちょっと可笑しくなってしまった。


そんな自分ツッコミをするを私をよそに、その方の表情の動きや返事はないまま。
うーん、コミュニケーションが難しいな・・・と思いながら、ふとその方の首元に目をやった。


「あれ、服のボタンがはずれとるよ~。」



そう指摘して、私が手を伸ばそうとするその前に、その方は自分でボタンに手をかける。
ゆっくり、ゆっくり、ひとつずつ。
手は震え、ボタンを掴むことさえも難しそうに見えるが、時間をかけて、ゆっくりと。


正直私は、自分でボタンをとめるのは難しいのではないかな、と思い、
手伝うタイミングをじっと待っていた。
決して短くはない時間だったと思う。
しかし、私の助けが必要な様子は、見受けられなかった。

ああ、失礼なことを思ってしまったな、と考えていると、少し違和感。
良く見ると、2段目と3段目のボタンを掛け違えていたのだ。
あら、と同時に気づき、いそいそとはずしてかけなおされ始める。
ほどなくして、きちんと襟もとがしっかりした、ポロシャツとなった。


「ああ、よかった。その方がピシっとして良いですね!」


照れくさいような、はにかんだような表情で、その方は笑った。
なんとなく、ほんの少しでも心が通じ合うことができたのだろうか。
印象や話をした感触だけで、壁を作っているのはいつも自分。
相手を知るためには、自分を知らなきゃならない。
そんな風なことを、考えさせられる。



言葉だけじゃない、コミュニケーション。
自分が持っている、先入観の浅はかさ。
何でもないこの瞬間に、様々な思いを巡らせる。
ちょっとしたひとときに、今日も、ありがとう。  
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Posted by 守里会 at 22:42Comments(0)つぶやき

2015年06月24日

逅里苑Life  風景

逅里苑のステキな場所、紹介させて下さい。






食堂からのこの風景、360度・・・は言い過ぎですが、180度のパノラマを前に、
思わず足が止まってしまいます。






今日も2階に見学者の方が来られたのですが、
食堂の奥行きの解放感とその眺めにほぉ~っ、と思わずため息が。
写真では、逆光になってますので少し暗くなっていますが、逆にここまで暗く写るのは、
かなり光が入ってきて明るい、ということでもあります。







「えぇ眺めやねぇ~・・・」


心が切り替わり、何か利用者の方一人一人の顔がもっと良く見えてくるような気がします。
どうして今までこんな風に感じられなかったのだろう、
日々変わっていく自分の景色に、胸を打つ、瞬間でした。  
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Posted by 守里会 at 21:16Comments(0)つぶやき

2015年06月18日

逅里苑Life  夕食の準備



夕食前、5名の方がテーブルで集まっているのを発見。
何をしよんかな?と思って覗くと、どうやらもやしの根っことり。
みんなが頑張りよるところ写していいですか!と聞いたら、いかんいかん、と一蹴(笑)
作業をされている手を・・・フレーム、イン!ニコニコ




キッチンでは、じゃがいもの皮をむいている方も、
何ができるん?と聞いても、なんやろなぁ~~、と教えていただけません泣き




しばらくするとソースの良い匂いが。焼きそばでした!メロメロ
切った食材を見たり、調理の音や匂いがあると、何ができるのかとわくわくしてしまいます。
気になるので、出来上がるまでにフロアを何度も行ったり来たりしてしまいました(笑)


食事は、やっぱり過程も楽しみたい。
夕暮れ前に家に帰ると母が食事の準備をしている独特の雰囲気、
食事ができるまでの時間が、今思えばとても大切な時間だったと思います。


食事をおおいに楽しむこと、今の一つの目標ですピース  
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Posted by 守里会 at 19:36Comments(0)つぶやき

2015年06月11日

逅里苑Life お金の管理




今日の天気はどんよりとした、雲模様。
それでも、家の中でずっと居るのも息が詰まるものです。
足は自然に外へ、外へ。





散歩のついでに立ち寄った自動販売機。
ここでひとつの問題が・・・


「あんた、何にするんな?」

ショートステイは、ずっと泊まっている方もいれば、1日泊まって帰る人もいます。
長く泊まる人ほど、お金を自分で持っていることが少ないので、
誰かに買ってもらうか、事前の小口管理を行っておくしかありません。
お金を持っていたのは、一人だけでした。


ここで、選択肢が発生します。

〇お金を持っている方に2名分買ってもらう

〇100円少々でも、お金や物のやりとりはよくないから、やめておく


地域だと、あたりまえにおごったりおごられたりするでしょう。
施設だと、なぜか下の選択肢がちらつくのです。
確かに糖尿病などの既往がある方もおり、自由に何でも買っていいわけではありませんが、
職員の中に、どこか”そういうことは、しないほうがいい”という意識が、見えることがあります。


施設で働いておられる方、そんな経験はございませんか?
どこまで良くて、どこからがダメなのか、よく立ち止まることがあります。








でも、買いますニコニコ   
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Posted by 守里会 at 18:09Comments(0)つぶやき

2015年06月10日

逅里苑Life  夜のひととき

夜、ふらりとフロアに行ってみると・・・





ゆったりと編み物メロメロ
何を作ってるの?と聞くと、分からん、と(笑)

静かなフロアの中で、数名の方が絵を描いたりテレビを見てみたり。
それぞれ穏やかな時間を過ごされているようです。


こうして、逅里苑の夜は更けていきます・・・
また明日、元気で会いましょう。
おやすみなさいニコニコ  
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Posted by 守里会 at 20:51Comments(0)つぶやき

2015年06月09日

模様替え その2




逅里苑1階ユニット型ショートステイでは、目的をもった環境作りにいそしんでおりますが、
外に向けたソファーがなにげに好評です!!
新聞を読んだり、コーヒーを飲んでみたり。
自分の時間を過ごせる感じが、良いですよね。


ここ数日は涼しくなっていますし、ふらりと座ってぼーっと外を眺めたくなりますスマイル




のんびりと、中庭にある木や花をスケッチ中。


「昔から絵を描くのが好きやから」


と、家族の方が色鉛筆とスケッチブックを用意してくれていました。
その想い、しっかり届いています!メロメロ





  
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Posted by 守里会 at 19:26Comments(0)つぶやき

2015年06月03日

メリハリのある空間を

逅里苑ユニット型ショートステイでは、目的を持ったフロア作りに少しずつ取り組んでいます。
デイサービスのフロアだった場所を改修しているので、ユニットの面積は非常に広く、
色々なことに活用できるはずなのです。




画一的な場所しかなく、
みんなが一緒の所に集まっていたのでは、
自分の好きなように過ごすことができませんよね。


その中で、食事を作る人、
コーヒーを飲む人、
手芸をする人、
新聞を読む人、
談話を楽しむ人、




それぞれの方が、それに合った雰囲気の場所を自由に活用し、思い思いに過ごす。
そこに、仲の良い方や興味を惹かれる人が自然に集まり、新しい関係が作られる。
あたりまえのようなことなんですが、実現するのがなかなか難しくて(^^;



私たちが意識しているのは、”視線”です。
フロアで過ごされている人同士も、職員が周りを歩くときも、
視線って必ずぶつかります。フロアに誰かが入ってきたら気になってしまいます。




でも、考えてイスやソファーを配置して、視線がいろんな方向に向くことで
それぞれが自分のことに集中できる空間ができ、
人が気にならない、落ちついた時間を過ごせるのではないでしょうか。




椅子の近くにソファーがあると、視線の高さがおかしくなります。
なのでまったく逆を向いてみたり、衝立を使ってプライベートな空間を演出したり。
雰囲気のある喫茶店などが、非常に上手に空間を使っていると思いませんか?


椅子をどこに持って行こうか、いっそのことテーブルは片付けてしまおうか、
今日はそんなやる気のある声が、聞こえてきます。  
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Posted by 守里会 at 19:44Comments(0)つぶやき

2015年06月02日

畑づくり



農業は良いですね~。



みなさんは、夏野菜の収穫に向けて準備はされていますか?
我々も、周りの環境は大いに活用したいと思っています。
実は、逅里苑の南側には利用できそうな土地があるのです!↓↓↓






とんでもない草が・・・泣き
元々は竹藪だったようで、今も細い竹が生えてきています。




よし、刈りましょう!って調子に乗って吹聴していたら、
草刈り機の刃が在庫の新品と交換されていました。
今日の朝見た時は古いままだったのに・・・
誰か分かりませんが、なんという親切心 (ToT )
やろうぜ!(やれ!)という気持ちが伝わってきます(笑)


竹って地下茎が沢山伸びているので、掘り返すのはすごい大変みたいですね。
全部できるかはわかりませんが、まずは見えている草を刈ってみようと思います。
逅里苑畑は完成できるのか!?オドロキ

  
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Posted by 守里会 at 19:48Comments(0)つぶやき

2015年06月01日

畳と過ごす

廊下を歩いていると、奥から何やら風が吹いてきた。
気になって奥へ進んでみると、
そこには布団があるのに全く使おうとせず、居室で畳に横になっている方がおられた。
車いすで移動していた方なので、まさか自分で戻れず大変なのでは、と思い、尋ねてみる。




「どしたん、大丈夫? 布団に上がる?」 

「ええ、ええ」

「でもそこにおったら痛いやろー。」

どうしても気になってしまう私は、お節介を焼いてよいしょと布団に移動してもらう。


「ありがとうで、私らは畳に寝るんがなれとるけんな。
 昼間から布団にはいっとるほうが落ち着かんで」

なるほど・・・と納得。
そもそも、ちょっと部屋で休むからといって布団を敷かなければならない道理はない。
部屋には畳しかないので、なんとなく気を遣って、
布団みたいなものを敷いたほうが居やすいかな、と考えて広げたのだろうが、
自分の家ではいちいち布団なんて敷かないし、ちょっと変な感じではある。
よくよく考えたら枕だけはしっかり確保して寝転んでいたし、それは当たり前のことなのだ。

私達は、少し身体が不自由になってきた時、その人の生活を型にはめようとしたがる。
自分ではあまり動けないだろうから、きちんと環境をセッティングしてあげなければならない、
見た目的にも何かで保護していないといけないんじゃないかと心配になってしまう。
しかし、実際は、”何もない”ことって楽しめるんじゃないだろうか。
そよそよとそよぐ風を受けながら、そんなことを考えた。


ふと周りを見渡すと、6畳一間の間取りにしては、やけに広く感じた。
そよそよと涼しい風が入ってくる、開放された窓の外には、
どこまでも遠く、五剣山や瀬戸内海が、鮮やかに存在していた。
何か広く感じたのは、おそらく、これだろうか。



「わぁ、ええ眺めやね。」
「ほんやのう、今日はええひよりやなぁ。
 もうすぐ梅雨が来るけんど」

たわいもない話であるが、
どこから来たのかとか、家族はどうとか、
しばらく話をすることができた。


ふと立ち寄った場所での、素敵な出会い。
誰かと関わることは、やっぱり楽しい。
  
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Posted by 守里会 at 16:00Comments(0)つぶやき