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Posted by あしたさぬき.JP at

2015年05月06日

いつも傍らに

食堂に顔を出すと、今日も見かける後ろ姿。
ついつい声をかけたくなります。


「おばあちゃん、ごはんたべよん?」

そう尋ねると、

「うーん、食べよらんなぁ。」

ちょっと困ったような顔をして、いつも同じ答えが返ってくるのが印象的です。





食事を食べる手伝いが必要で、食べ終わるのが遅くなってしまうことが多いのですが、
自分が先に食べ終わっていても、
「ばあちゃん、しっかり食べないかんで。」
傍でそう声をかけながら、必ず最後まで見守ってくれています。


誰がお願いするわけでもなく、自然に寄り添う関係ができる、
何処に居ても、誰と居ても、人の心が動く瞬間は必ずあるのだと感じます。
人のことを心配できるからこそ、自分も元気で居ようと思える。
自分が元気で居るからこそ、誰かのことを気遣える。

それは、人が社会に生きていく上で大切なことなのではないでしょうか。


生活の場での小さな気付き、それは忙しい日々に追われて忘れてしまいそうな大切なこと。
私達が守らなければならないものは、ずっと近くにあるのです。  
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Posted by 守里会 at 11:13Comments(0)つぶやき

2015年04月21日

新しい場所で


逅里苑には、決して花をつけない桜の木があります。
入り口にある大きな桜は、春になると満開の花を咲かせるのですが、
東側の斜面に植えてあるいくつかの桜は、咲いたことがありません。

どうしてだろう?
土の状態なのか、それとも冷たい風が当たりやすいから?

様々な物事に対して、そう疑問に思うことを、私はしばらく、忘れていたような気がします。
与えられた仕事、役割をこなすことに重きを置くのではなく、
時には一歩立ち止まって周りをゆっくりと見渡してみる。
自分が今まで学んできたことを大切に、
ひとつひとつのことに関心を持ち、追いかけてみること、
今の自分に必要なことだと、桜の木を見ながら感じています。

逅里苑にやってきて、まだ半月。
あの桜の木をいつの日か咲かせてみせよう。
1つ目標ができました。
  
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Posted by 守里会 at 09:28Comments(0)つぶやき