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Posted by あしたさぬき.JP at

2015年05月06日

いつも傍らに

食堂に顔を出すと、今日も見かける後ろ姿。
ついつい声をかけたくなります。


「おばあちゃん、ごはんたべよん?」

そう尋ねると、

「うーん、食べよらんなぁ。」

ちょっと困ったような顔をして、いつも同じ答えが返ってくるのが印象的です。





食事を食べる手伝いが必要で、食べ終わるのが遅くなってしまうことが多いのですが、
自分が先に食べ終わっていても、
「ばあちゃん、しっかり食べないかんで。」
傍でそう声をかけながら、必ず最後まで見守ってくれています。


誰がお願いするわけでもなく、自然に寄り添う関係ができる、
何処に居ても、誰と居ても、人の心が動く瞬間は必ずあるのだと感じます。
人のことを心配できるからこそ、自分も元気で居ようと思える。
自分が元気で居るからこそ、誰かのことを気遣える。

それは、人が社会に生きていく上で大切なことなのではないでしょうか。


生活の場での小さな気付き、それは忙しい日々に追われて忘れてしまいそうな大切なこと。
私達が守らなければならないものは、ずっと近くにあるのです。  
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Posted by 守里会 at 11:13Comments(0)つぶやき